渋谷・Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されている、
「デュフィ展」へ行ってきました。
どこかで見たことのある絵・・・
それが、ラウル・デュフィの絵であったと、知ることが出来ました。
強い主張があるわけではないのですが、一度見ると映像に残る絵です。
一見、ライトな雰囲気なのですが、
計算された光と配色と構図から、
空気感や音楽を感じるようです。
ドイツでナチスが政権を獲得し、第二次世界大戦へ向かっていた頃に開催された、
1937年秋のパリ万博。
デュフィは、電気館のために、「電気の精」という大作を描く。
暗い時代に、明るい色彩の絵が多くの人の心を魅了し、電気館は大人気となったそうです。
一方、ピカソの描いた「ゲルニカ」のあるスペイン館には人が集まらなかったそうです。
(1937年4月26日 - スペイン内戦中、 ナチス・ドイツ空軍がゲルニカを空襲)
絵の魅力について、深く考えさせられる、エピソードでした。
東京・西荻窪の貸しギャラリー GALLERY Y NISHIOGI